著名人やSNSの影響で様々な病気の情報を目にする機会が増え、「保険」について考えている方がいるのではないでしょうか。
一口に「保険」と言っても種類が多く、よく分かっていないことがあると思います。
この記事では、「医療保険」について、基本的な知識とおすすめの保険をご紹介していきます。
「医療保険について知りたい」「保険に加入したい」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- もしもの時に医療保険があれば、高額な医療費などを全額負担しなくて良いため安心!
- 女性は、女性疾患に手厚い保険が圧倒的におすすめ!
- 公的医療保険に加入していても、入院費用や保険外治療には高額な費用がかかる!
目次
そもそも医療保険とは
そもそも医療保険はどのようなものかご存知でしょうか。
保険の中には、「医療保険」「生命保険」「死亡保険」「健康保険」など様々な名称があります。
名称が多くあるため「医療保険って健康保険や生命保険とどう違うの?」といった疑問があるでしょう。
ここでは、「医療保険」について詳しくご説明していきます。
- 医療保険ってなに?
- 医療保険って必要なの?
医療保険ってなに?
医療保険とは、ケガや病気の治療費の一部を保障するものです。
医療保険には、「公的医療保険」と「私的(民間の)医療保険」の2種類があります。
「公的医療保険」とは、いわゆる「国民皆保険制度」のことで、会社勤めをしている際に加入する「健康保険」などが主に使用されているでしょう。
「私的医療保険」とは、民間の保険会社が販売している医療保険のことで、一般的には「生命保険」と言われて販売されます。
「公的医療保険」が手術代などの治療費の負担軽減に使われるのに対し、「私的医療保険」は入院時の食事代やベッド代などの負担軽減に使われることが多いです。
医療保険って必要なの?
医療保険が必要な人
「公的医療保険」に加入していても、治療費や入院費は必ず負担することになります。
その時に支払える預貯金がない方は、医療保険に入っていると便利です。
生命保険文化センターが行った「令和元年度 生活保障に関する調査」のデータでは、入院1日当たりの自己負担費用の平均は、23,300円との結果があります。
また、厚生労働省の「平成29年患者調査」によると、入院日数の平均は29.3日です。
これらを合わせると、1回の病気で約30日間の入院となり、約70万円が必要になります。
この費用が十分に確保できていない、もしくは子どもの療育費など他に貯蓄を回したい方は、医療保険に加入しておくといいでしょう。
医療保険が不要な人
医療保険が不要と言える人は、十分に貯蓄があり、すぐに医療費の支払いができる方のことでしょう。
先に述べたように、1回の病気で平均約70万円が必要となるため、70~100万円の貯蓄が常にある方がいいですね。
しかし、病気とは予測ができないものです。
入院が長引いてしまったり、病気の再発などで入院を繰り返したりするため、100万円の貯金があるからと言って安心はできません。
さらに、パートナーの病気や子どものケガなど家族の治療費や収入減少も考慮しておく必要があります。
ライフイベントでの出費などもあるため、医療費を別で十分に貯蓄できる方は医療保険が不要と言えるかもしれません。
日本の医療保険の加入率
生命保険文化センターが行った令和元年の「生活保障に関する調査」による、疾病入院給付金が支払われる生命保険(医療保険)の加入率についてのデータがあります。
医療保険の加入率は、すべての年代で男性は69.5%、女性は75.9%、全体では73.1%の加入率となっています。
日本人は健康に対する意識も高く、病気への備えに取り組んでいると言えます。
男性の保険加入率がやや低くなっている理由は、病気による収入減少への保障が付いている保険へ移行しているとの見解があります。
全てを網羅する保険よりも自分に合った保険を選ぶことが流行ってきているかもしれませんね。
医療保険のおすすめランキングTOP5
日本人の約7割が加入している医療保険。
これまで医療保険についてご説明しましたが、少しイメージがついてきたでしょうか。
しかし、様々な医療保険が誕生している現在、どの保険を選べば良いか悩みますよね。
ここからは、おすすめの医療保険をご紹介します。
まだ加入していない人や保険の見直しをしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 医療保険 新CURE (キュア)
- 医療保険 新CURE Lady (キュア・レディ)
- アクサダイレクトの終身医療
- 新メディフィットA(エース)
- 終身医療保険プレミアムDX
第1位 医療保険 新CURE (キュア)
- 7大生活習慣病の保障が手厚い
- 3大疾病による入院は支払日数無制限
- 約1,000種類の手術を保障
- お手頃な保険料で保障は一生涯続く
オリックス生命を代表する保険「新CURE」の最大の魅力は、何といっても「7大生活習慣病の保障」があることです。
入院患者の3人に1人は生活習慣病という分析の元、生活習慣病に重点を置いたサポートが充実しています。
入院が長期化しやすい3大疾病に対しては支払日数が無制限で、不安な入院でも安心して過ごせそうです。
また、手術に対する保障は、約1,000種類の手術に対応しており、手術のたびに給付金が受け取れます。
さらに、先進医療給付金やがん通院給付金などの特約も豊富にあり、様々な場面で保障がつけられる点も魅力です。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 1,152円 | 1,385円 |
30代 | 1,531円 | 1,683円 |
40代 | 2,166円 | 2,000円 |
50代 | 3,165円 | 2,697円 |
第2位 医療保険 新CURE Lady (キュア・レディ)
- 女性特有の病気・すべてのがんの保障が手厚い
- 約1,000種類の手術を保障
- 保険料はそのままで保障が一生涯続く
- 豊富な特約でサポートが充実
オリックス生命を代表的する保険「新CURE」に続いて人気の高い「新CURE Lady」は女性専用の保険となっています。
女性特有の病気を患っている人は約149.3万人おり、健康への不安や心配が多い女性に対する保障が強みです。
とくに女性特有のがんは男性特有のがんよりも断然多く、このようながんについても基本保障で給付金が受け取れるのです。
また、特約の種類は豊富で、3大疾病一時金や入院一時金など保障を細かく設定できることは嬉しいですね。
加えて、保険料は加入時より変わらないため、早めに加入することをおすすめします。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | ー | 1670円 |
30代 | ー | 1,928円 |
40代 | ー | 2,075円 |
50代 | ー | 2,637円 |
第3位 アクサダイレクトの終身医療
- 基本保障は入院費と手術費でシンプル
- 約1,000種類の手術を保障
- 必要な保障は特約でカバー
- 解約返戻金を無くし月々の保険料をお手頃に
「アクサダイレクトの終身医療」はネット申し込み専用となっており、経費削減により保険料を安くする工夫をしています。
同様に、解約返戻金を無くすことで毎月の支払いの負担を軽減しているため、他社と比較すると保険料はお手頃となっています。
基本保障は入院費と手術費がセットに販売されており、シンプルで分かりやすい内容です。
その他に、先進医療特約や3大疾病保険料払込免除特約などがあり、様々な場面でサポートができるように特約が揃っています。
保険料が低価格なので、若い世代から保険料が高くなる40~50歳代と幅広い年齢層でおすすめです。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 650円 | 670円 |
30代 | 845円 | 795円 |
40代 | 1,150円 | 980円 |
50代 | 1,655円 | 1,360円 |
第4位 新メディフィットA(エース)
- 保険料が一生変わらない
- 1回の入院給付の限度が30日・60日・120日から選べる
- 保険料の払込期間が終身払いか歳満了払いか選べる
- 特約の種類が豊富
「新メディフィットA」は、メディケア生命の掛け捨て型の終身医療保険です。
保障内容は入院費、手術費、放射線治療費が中心です。
内容はシンプルですが、入院給付の限度や保険料の払込期間が選べるため、思い通りの保障内容に組み替えることができます。
とくにおすすめのポイントは、保険料の払込期間が終身払いか歳満了払いか選択ができることです。
歳満了の場合は6段階で期間が定められており、自分の将来を見据えながら支払い年数を決められる点はおすすめです。
また、特約の種類が豊富で、女性疾病や薬剤治療に対しての特約があり、幅広くサポートしてくれます。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 935円 | 1,065円 |
30代 | 1,175円 | 1,240円 |
40代 | 1,570円 | 1,300円 |
50代 | 2,165円 | 1,685円 |
第5位 終身医療保険プレミアムDX
- 7大疾病による入院は支払日数無制限
- 日帰り入院でも一時金が受け取れる
- 退院後の通院でも給付金が受け取れる
- 特約の種類が豊富
チューリッヒ保険の「終身医療プレミアムDX」の基本保障は、入院費と手術費に対応しています。
特約の種類が豊富で、おすすめは7大疾病延長入院給付です。
7大疾病のどれかを患い、1回の入院の支払日数を超えた場合に、給付金が日数無制限に受け取れます。
短期化する入院と、長期化する治療のどちらにも対応している保障と言えるでしょう。
また、特約の中には、ストレス性疾病延長入院給付金があり、所定のストレス性疾患に対して保障してくれて、頼もしい保険です。
様々なリスクに備えたい人にはおすすめです。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 690円 | 750円 |
30代 | 840円 | 890円 |
40代 | 1,150円 | 1,100円 |
50代 | 1,705円 | 1,545円 |
自分にぴったりの医療保険を見つける方法
おすすめの保険をご紹介してきましたが、その他の保険はどのようにして見つけますか?
実は、様々な保険を比較したり、保険の相談がネット上でできたりする保険比較サイトがあるのです。
その保険比較サイトの中からおすすめのサイトを3つご紹介します。
保険に迷っている人は、ご紹介するサイトを使って保険を探してみてくださいね。
- ほけんのぜんぶ
- 保険市場
- 保険無料相談ドットコム
ほけんのぜんぶ
- 取り扱い保険会社は30社以上
- FPが269名在籍
- 累計申込件数15万件以上
「ほけんのぜんぶ」は総合保険代理店事業を軸に事業を展開されており、様々なお金の悩みに答えてくれます。
一番の特徴は在籍するスタッフの100%がFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持っていることです。
専門知識を持ったスタッフが対応してくれるため、安心感が高いです。
また、取り扱っている保険会社は30社以上あり、自分に合った保険がきっと見つかるでしょう。
今までの申込件数は15万件以上あり、信頼の実績ですね。
24時間365日電話・メールでの相談が可能で、何度でも無料なので、気軽に相談ができます。
保険市場
- 様々な保険の取り扱いがある
- コンサルタントを指定できる
- コラムがおすすめ
「保険市場」は1995年に設立され、2016年に保険代理店では唯一、東証一部へ上場された実績のある会社です。
取り扱っている保険は医療保険だけでなく、車やペットの保険まであり、現在は90社以上の保険会社の取り扱いがあります。
「保険市場」は、オンライン限定でコンサルタントを指定することができます。
コンサルタントの実績や顔写真などを見て依頼できるため、安心感が高いです。
また、ホームページ内には数多くの保険についてのコラムが掲載されています。
丁寧に書かれているため、一読するだけでも保険のことが分かって大変便利ですよ。
保険無料相談ドットコム
- 口コミやアンケート結果の掲載が多い
- 顧客満足度は97.6%
- 保険のセカンドオピニオンができる
「保険無料相談ドットコム」は2010年に設立され、他社と比べると実績は少ないです。
しかし、自社調べのアンケートによると、顧客満足度は97.6%の結果でかなり高い評価があります。
この評判の高さは、ホームページ内に掲載されている口コミや感想文の内容を読んでも一目瞭然です。
口コミやアンケート内容が掲載されていると、相談する際には安心感に繋がります。
また、「保険無料相談ドットコム」は保険のセカンドオピニオンを受け入れています。
他社で選んだ保険が自分に合っているか不安になったら「保険無料相談ドットコム」に相談するといいでしょう。
医療保険の選び方や注意点
これまでおすすめの保険と、保険の相談ができるサイトをご紹介してきました。
医療保険がどんなものなのか、また保険を見つける際の手順が大まかに分かったと思います。
早速、「保険の相談をして選んでいこう!」としていませんか?
実はまだ、保険を選ぶ際のポイントや注意点があるのです。
以下でご紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 診断給付金がもらえる回数の確認
- 終身や定期タイプの見極め
- 安いだけの医療保険に注意
- 特約は自分に合わせて調整しよう
診断給付金がもらえる回数の確認
診断給付金とは、所定の診断名が付いた時に支払われる一時金のことを指します。
がん保険やがん治療の特約などで保障されることが多いです。
がんは長期的に治療が必要となったり、精神的にも不安になりやすかったりするため、一時金があるとされています。
しかし、「初めて診断された時・1回のみ」と記載されている場合は要注意です。
なぜなら、がんは再発・転移の可能性があるため、転移した臓器での診断がされる場合もあるからです。
診断給付金が複数回受け取れるかどうかを確認するようにしましょう。
終身や定期タイプの見極め
保険には「終身タイプ」と「定期タイプ」があります。
「終身タイプ」は、保険料はやや高いですが、保障が一生涯続き、払込みが終わるまで定額なことが多いです。
一方で、「定期タイプ」は一定期間の保障で保険料は低価格ですが、更新の度に増額していきます。
「終身タイプ」は安心感が高く不動の人気ですが、途中解約で違約金が発生するなどのデメリットがあります。
「定期タイプ」は保険の見直しが定期的にでき、変化の多い現代にはメリットになるかもしれません。
自分のライフスタイルや年齢に合わせて、どちらのタイプが合うのかを見極めることが大切です。
安いだけの医療保険に注意
「保険料はとにかく安い方がいい!」と安さだけで保険を選ぶことは危険です。
その理由は2つあります。
1つ目は、保障が薄い場合があるためです。
例えば、手術に対する給付金があるとは言え、対応する手術の種類が限定的で給付金がもらえないことがあります。
2つ目は、保険に貯蓄機能がないことがあるためです。
無事故・無病の際にはお金が戻ってくると思っていたが、実は掛け捨て型の保険だったということが起きます。
掛け捨て型の保険の方が保険料は安くなるため、しっかりと確認した上で保険を選ぶようにしましょう。
特約は自分に合わせて調整しよう
基本保障に加えて、個別で付けられる保障を特約と言います。
先進医療やがん、通院治療などの保障を特約で販売していることが多いです。
病気は予測ができないため、不安が多く全てに備えておこうと、特約を多く契約する人がいます。
しかし、それでは月々の保険料は膨れ上がり、日々の暮らしや将来のための貯蓄が苦しくなる可能性があります。
最近の病気や医療の傾向を考慮したり、年齢と貯金額を合わせて見たり、どんな場面でどのくらいのサポートが必要になるのかを考えてみてください。
過剰な保障よりも、自分に合った特約を意識して選ぶようにしましょう。
【厳選】医療保険のおすすめランキングまとめ
医療保険の基礎的な知識から、おすすめの保険までご紹介してきました。
この記事を読んで、大まかに医療保険のことが分かったと思います。
様々な種類の保険があるため、悩んでしまうと思いますが、ご紹介してきた注意点などを確認しながら保険を選んでください。
今の時代は、入院期間が短縮されたり、新しい病気や手術方法が出てきたりと、保障の内容も変わりやすいです。
まずは、自分のライフスタイルや年齢を基準に、保険を選ぶことを心掛けてください。
自分に合った医療保険を見つけて、安心した生活が送れるようにしましょう。