あいりさん
あいりさん
銀行カードローンは、上限金利の低さが人気です。
しかし、消費者金融カードローンより審査が通りにくいと噂される事もあり、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、銀行カードローンと消費者金融カードローンの違いから、メリットやデメリットまで一挙に解説します!
これから初めて銀行カードローンを利用しようとしている方は、おすすめの銀行カードローンランキングもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 銀行系カードローンは消費者金融カードローンより上限金利が安い
- 銀行系カードローンは総量規制が対象外
- 銀行系カードローンは金利が低いから審査が難しい
- 銀行系カードローンは運営が銀行のため安心感が高い
目次
銀行カードローンおすすめ人気ランキング一覧
銀行カードローンは、比較的金利が安くておすすめです。
親しみやすさや知名度もあるため、カードローンを初めて使うなら銀行系のカードローンと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし種類の豊富さから選びきれない!という方に向けて、おすすめの銀行カードローンを紹介します。
金融機関名 | 審査時間 | 借入限度額 | WEB完結 |
---|---|---|---|
三井住友銀行カードローン | 最短当日 | 10~800万円 | 可 |
楽天銀行スーパーローン | 最短当日 | 最大800万円 | 可 |
東京スター銀行スターカードローンα | 最短当日 | 最大1,000万円 | 可 |
auじぶん銀行カードローン | 最短当日 | 10~800万円 | 可 |
PayPay銀行カードローン | 最短当日 | 最大1,000万円 | 可 |
イオン銀行カードローン | 最短5日 | 10~800万円 | 可 |
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック | 最短当日 | 10~500万円 | 可 |
オリックス銀行カードローン | 最短当日 | 10~800万円 | 可 |
住信SBIネット銀行カードローン | 最短当日 | 10~1,000万円 | 可 |
横浜銀行カードローン | 最短当日 | 10~1,000万円 | 可 |
みずほ銀行カードローン | 最短当日 | 10~800万円 | 可 |
りそな銀行カードローン | 最短当日 | 10~800万円 | 可 |
三井住友銀行カードローン
出典:三井住友銀行カードローン
- 24時間Web申し込みで完結できる
- 三井住友銀行の口座はいらない
- 毎月の返済額は2,000円から可能
また、三井住友銀行の口座がなくても申し込みができ、オンラインで本人確認をされた場合は申込から契約まで全てWEB完結も可能です。
ただし、カードありの通常申し込みであれば契約後に書類やローン専用カードなどが郵送されますので、もし郵送物なしにしたい方はカードレスを申し込みしましょう。
三井住友のホームページには、簡単な質問に回答するだけで申込可能か結果が分かる『お借り入れ10秒診断』もありますので申し込み前にチェックするのもおすすめです。
金融機関名 | 三井住友カードローン |
---|---|
実質年利 | 年1.5%~年14.5% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~800万 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
楽天銀行スーパーローン
出典:楽天銀行スーパーローン
- 楽天会員のランクに応じて審査が優遇される
- 期間限定キャンペーンあり
- 月々の返済は2,000円からできる
金利が通常は1.9%〜14.5%のところを、0.95%〜7.25%でローンが利用可能です!
お得なキャンペーンを期間限定で実施することも多い楽天銀行は、申し込みする際に必ずキャンペーンの有無をチェックするべき金融機関です。
また、楽天会員のランクに応じて審査が優遇される体制をとっているため、楽天会員の方は申し込みの敷居が低く感じられるでしょう。
月々の返済も2,000円からできますので、自分のペースで返済が可能です。
金融機関名 | 楽天銀行スーパーローン |
---|---|
実質年利 | 年1.9%~年14.5% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 最大800万 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
東京スター銀行スターカードローンα
出典:東京スター銀行スターカードローンα
- 利用限度額が最大1,000万円
- 無利息期間は30日間
- 口座自動振替自動融資サービス
無利息期間もあり、低金利というネットバンク並みのサービスを提供していますが、実店舗もあるため何かあった時にも安心なハイブリッド型銀行です。
また、公共料金の引き落とし時に普通預金残高が不足していた場合、不足額を自動で借入できる口座自動振替自動融資サービスも付帯しています。
カードローンを利用するには、東京スター銀行の口座開設が必須ではありますが、入金し忘れを防いでくれるため便利なサービスです。
金融機関名 | 東京スター銀行スターカードローンα |
---|---|
実質年利 | 年1.5%~年14.6% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~1,000万 |
無利息期間 | 30日間 |
WEB完結 | 可 |
auじぶん銀行カードローン
出典:auじぶん銀行カードローン
- au IDを持っていると年0.1%金利優遇
- 借り換えなら年0.5%金利優遇
- 提携ATMの手数料無料
au IDを持っていれば、金利が年0.1%受けられる上、他社から借り換えをする場合は年0.5%も優遇されます。
じぶん銀行の口座を持っていなければ契約できませんが、初回のみ他行口座への振込融資をしてくれます。
限度額は800万円まで可能ですので、他社でも借入している場合はカードローンをまとめることも可能です。
何社かに分けられているよりも1社にまとめた方が、実質的に総支払額が安くなる可能性が高い場合がありますので検討してみましょう。
金融機関名 | auじぶん銀行カードローン |
---|---|
実質年利 | 年1.5%~年14.5% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~800万 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
PayPay銀行カードローン
出典:PayPay銀行カードローン
- 金利1.59%で業界最低水準
- Webやアプリからも簡単に借入できる
- 毎月の返済額は最低1,000円からOK
金利は業界最低水準の年1.59%で、最大1,000万円まで借入が可能です。
Webやアプリからはいつでも簡単に操作ができるため、必要なときに必要な分だけ借入できる、いざという時に頼れるカードです。
返済額は最低1,000円からでも設定でき、返済日も希望の日を指定できますので自分の都合にあわせた返済が可能です。
金融機関名 | PayPay銀行カードローン |
---|---|
実質年利 | 年1.59%~年18.0% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~800万 |
無利息期間 | 30日間 |
WEB完結 | 可 |
イオン銀行カードローン
出典:イオン銀行カードローン
- Webから申し込み店頭受け取りが最短
- 何度でもATM手数料無料
- 申し込みから契約までWeb完結可能
ただし、使えるのは初回1回のみですので、あとは本カードが届くまで待ちましょう。
Webで申し込みし、店頭受け取り希望を出せば、最短30分で借りカードを受け取れます。
イオン銀行カードローンのメリットは、イオン銀行ATMや提携コンビニのATMであれば、何度でも手数料無料で利用できるということです。
お買い物ついでにカードの受け取りができるため、非常に便利です。
金融機関名 | イオン銀行カードローン |
---|---|
実質年利 | 年3.8%~年13.8% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~800万 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック
出典:三菱UFJ銀行カードローンバンクイック
- ATM利用手数料も振込手数料も無料
- 三菱UFJ銀行の口座を持っていなくてもOK
- 専用アプリでお手軽利用
ネット銀行並みの低金利でありながら店舗もあるため、安心して使える金融機関です。
三菱UFJ銀行の口座を持っていなくても利用できますし、振り込み手数料が無料となるのは魅力的です。
専用アプリで簡単に利用できますので、返済額や利用金額をいつでもWebから確認できます。
金融機関名 | 三菱UFJ銀行カードローンバンクイック |
---|---|
実質年利 | 年1.8%~年14.6% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~500万 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
\三菱UFJ銀行カードローンバンクイック公式サイトはこちら/
オリックス銀行カードローン
出典:オリックス銀行カードローン
- ガン補償特約付きプランあり
- 1,000円単位で借入ができる
- 借入・返済手数料は終日0円
ガンと診断されたら借入残高が0円とななり、しかも保険料負担は0円で金利の上乗せもありません。
また、借入から返済まで自由度の高い利用ができるのも特徴の一つです。
ATMからは1,000円単位で借入ができ、返済も借入もATM手数料が終日0円です。
必要な時に必要な分だけ利用ができるため利便性も高く、提携ATMも全国各地にあります。
セブン銀行
ローソン銀行
E-net
ゆうちょ銀行
金融機関名 | オリックス銀行カードローン |
---|---|
実質年利 | 年1.7%~年14.8% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~800万 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
住信SBIネット銀行カードローン
出典:住信SBIネット銀行カードローン
- 新規契約で1,500円プレゼント特典あり
- 基準金利よりも0.6%安い
- 最短30秒で『かんたん診断』チェック
新規借入の方限定で、最大1,500円の現金をプレゼントがありますので(2023年9月現在)
借入予定がある方はぜひ検討してみましょう。
住信SBIネット銀行カードローンは、スタンダードコースとプレミアムコースがあり金利が異なります。
さらにSBIカード保有で0.1%、SBI証券に口座保有または住信SBIネット銀行で住宅ローンを利用している人は、年0.5%の金利優遇も可能です。
24時間いつでもWebから簡単に申し込みができますので、忙しい方でも安心です。
金融機関名 | 住信SBIネット銀行カードローン |
---|---|
実質年利 | 年1.89%~年14.79% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~1,000万円 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
横浜銀行カードローン
出典:横浜銀行カードローン
- 口座がなくても申し込みOK
- 銀行ならではの安心感
- 月々2,000円から返済可能
何かあったときでもすぐに相談できる安心感が、ネット銀行よりも評価の高い点といえます。
口座を持っていなくても、カードローンの申し込みは可能です。
来店不要で申し込みもできますので、Web完結したい方も問題ありません。
月々2,000円からの低価格から返済ができますので、自分の都合に合わせて返済計画を立てましょう。
金融機関名 | 横浜銀行カードローン |
---|---|
実質年利 | 年1.5%~年14.6% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~1,000万円 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
みずほ銀行カードローン
出典:みずほ銀行カードローン
- キャッシュカードで借入もできる
- 住宅ローン契約中の方は年0.5%金利優遇
- 全国のATMから手数料無料で借入できる
そのため、第三者の視線を気にすることなく借入が可能です。
みずほダイレクトからも借入もできますので、現金の移動をする手間を省けるメリットもあります。
さらに、みずほ銀行で住宅ローンの契約がある方は年0.5%の金利優遇が受けられますので、カードローンを利用しようか迷っている方にもおすすめです。
月末時点にカードローンのお借入残高があれば、みずほ銀行のATMや、セブン銀行、ローソン銀行でも手数料0円で利用できますので活用しましょう。
金融機関名 | みずほ銀行カードローン |
---|---|
実質年利 | 年2.0%~年14.0% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~800万 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
りそな銀行カードローン
出典:りそな銀行カードローン
- 繰上げ返済もアプリで完結
- 貯まったポイントでキャッシュバックもできる
- アプリで収支をいつでもチェック
カードローンの利用で、りそなポイントを賢くゲットできれば貯まったポイントはキャッシュバックも可能です。
T-POINTやWAONポイントにも交換できますので、自分がよく使うポイントが利用できるのかチェックしてみましょう。
りそな銀行で住宅ローンの借入がある方は、年0.5%の金利優遇も受けられてさらにお得に利用できます。
金融機関名 | りそな銀行カードローン |
---|---|
実質年利 | 年1.99%~年13.5% |
審査時間 | 最短当日 |
借入限度額 | 10~800万 |
無利息期間 | なし |
WEB完結 | 可 |
銀行カードローン金利比較TOP5
銀行カードローンは、金利が安いのが魅力です。
たくさん銀行があって迷ってしまうという方は、ぜひこちらの一覧表をチェックしてみてください。
それでは、金利が安い銀行カードローンのトップ5を比較してみましょう。
金融機関名 | 年利 | 借入限度額 |
---|---|---|
三井住友カードローン | 年1.5%~年14.5% | 10~800万 |
auじぶん銀行カードローン | 年1.5%~年14.5% | 10~800万 |
東京スター銀行スターカードローンα | 年1.5%~年14.6% | 10~1,000万 |
横浜銀行カードローン | 年1.5%~年14.6% | 10~1,000万円 |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%~年14.5% | 最大800万 |
金利だけをみると、三井住友カードローンやauじぶん銀行カードローンは上限金利が安く魅力的です。
また、上限額が大きいのが東京スター銀行スターカードローンαと横浜銀行カードローンです。
最大1,000万円まで借入できるため、大きな買い物の予定がある方に向いています。
銀行カードローン審査難易度TOP5
銀行カードローンは金利が低いのが魅力ですが、審査が難しいという点で二の足をふんでいる方もいるのではないでしょうか。
そんな銀行カードローンの中でも、比較的審査が通りやすい銀行があるのをご存知ですか。
それは、大手銀行ではなく流通系の銀行を狙うということです。
イオン銀行とセブン銀行などは、流通系のため比較的審査が通りやすく金利も消費者金融よりは安く設定されていますのでおすすめです。
それでは、流通系も含めた審査が通りやすい銀行を紹介しますので参考にしてください。
金融機関名 | 年利 | 最高借入限度額 |
---|---|---|
イオン銀行 | 年3.8~年13.8%/td> | 800万円 |
楽天銀行 | 年1.9~年14.5%/td> | 800万円 |
セブン銀行 | 年15.0% | 50万円 |
じぶん銀行カードローン | 年1.5%~年14.5% | 800万 |
住信SBIネット銀行カードローン | 年1.89%~年14.79% | 1,000万円 |
カードローン審査の重要項目は3つ
カードローン審査の際に、必ずチェックされている項目は以下の3点です。
カードローンを貸す側が収益を挙げて事業を継続するためには、利用者からの安定した返済があることが必須条件となります。
そう考えると、自ずと利用者のどういった点に着目しているかがわかるのではないでしょうか。
返済能力
まずは、返済能力があるかが必須条件となります。
実際、借入条件として『安定収入のある方』とあげている金融機関が多いのも事実です。
社員の必要はありませんが、少額であっても毎月きちんと返済できるほどの収入がある方が対象となります。
例えば、転職したばかりだからといって『返済能力がない』と断られるケースもありますが、その基準は各々の金融機関によっても異なります。
給料から住居費や光熱費、生活費を引いてもローン返済に充てられる金額があるのか、自分でもセルフチェックをしてみましょう。
信用情報
『信用情報』とは、今までのローンやクレジットカードの取引履歴です。
無担保でお金を貸し出すカードローンは、利用者の信用度を十分にチェックしなければ貸し倒れになるリスクをはらんでいますのでこちらも重要です。
過去に遅延や滞納を繰り返していないか、CICなどの個人信用情報機関に情報照会をして契約内容や返済状況を調べます。
1度や2度の遅延で審査が通らないということはありませんが、その審査基準も各々の金融機関が判断する内容となります。
信用情報は、完済してから1〜5年間程度で破棄されるため、もしも過去に債務整理をして審査が不安という方はこの期間を過ぎてから申し込みするようにしましょう。
属性情報
属性情報とは、借り入れの返済能力に関わるさまざまな属性です。
必ずチェックする内容としては『20歳以上』『継続した安定収入』『学生不可』の3点ですが、その他の項目には以下のような内容も組み込まれます。
- 職業/勤務先
- 雇用形態
- 勤続年数
- 年収
- 住居の状況
- 家族構成
など
ただし、申し込み時には絶対に虚偽の申告はしてはいけません。
バレれば申し込みは通りませんし、最悪の場合、虚偽の申告をしたということで罰せられる可能性もありますので絶対にやめましょう。
カードローン利息の仕組みと計算方法
カードローンの利息を払う上で、金利はお金を借りるときに支払う対価のことです。
金利は元金に対する割合のこと(%)で、利息はそれに対して支払う金額(円)のことを表わします。
利息の計算方法は以下の通りです。
利息=借入金額(利用残高)×金利(年利)×利用日数÷365日
また、金利は個人の審査内容によっても異なります。
『上限金利』は法律によって定められており、上限を超えた金利を設定した場合、超過分は無効となり、貸金業者は行政処分の対象となります。
出典:日本賃金業協会
詳しくは、以下のような制限がありますので、参考にしてください。
- 元本の金額が10万円未満のときの上限金利 → 年20%
- 元本の金額が10万円以上から100万円未満のとき上限金利 → 年18%
- 元本の金額が100万円以上のときの上限金利 → 年15%
銀行カードローンメリット
カードローンは、必要な時に現金が借りられる便利なサービスです。
しかし、カードローンの中には大きく分けて3つの系統があり、それぞれサービス内容に違いがあります。
『銀行系カードローン』『消費者金融系カードローン』『信販・クレジット系カードローン』というように区分しておりますので比較してみましょう。
銀行系 | 消費者金融系 | 信販・クレジット系 | |
---|---|---|---|
審査の速さ | △ | ◎ | ◎ |
金利の低さ | ◎ | △ | ◯ |
特徴 | 金利が安いので長期借入向き | 審査スピードが早いが金利はやや高め | サービス内容は銀行系と類似 |
この章では、上記3点の中から銀行系カードローンについて詳しく解説いたします。
消費者金融系カードローンより金利が低い
カードローンの最高金利は利息制限法によって上限金利は決まっていますが、どの金利にするかは各金融機関によって異なります。
各社、多少の違いはありますが、銀行系カードローンは消費者金融系カードローンに比べると全体的に金利が低く設定されています。
そのため、長期借入向きと言えるでしょう。
銀行系カードローンは総量規制に入らない
賃金業者は必ず、金融庁が定める『賃金業法』という法律に則ってお金の貸し出しをしています。
その法律の一つに『総量規制』というものがあり、年収の3分の1を超える貸し出しをしてはならないと定められているのです。
消費者金融系や、信販・クレジット系はこの賃金業法という法律に則って融資をしています。
一方、銀行系カードローンは賃金業法ではなく『銀行法』という別の法律に則って融資をしています。
そのため、各銀行で総量規制に相当する自主規制ルールを設けている場合が多く、現在は総量規制を超えた借入ができるとは限りません。
運営が銀行のため安心感がある
銀行系カードローンは、メガバンクや地方銀行がサービス提供していることもあり、安心感が強く根強い人気のある借入先です。
地方銀行の中には金利を安く設定しているところもあり、地域に密着したサービス展開していることも多いため、借入先候補の一つに挙げておきたいところです。
専業主婦でも利用できる
通常、収入がない専業主婦では、お金を借りることは難しいとされています。
なぜなら、消費者金融系カードローンでは総量規制があるため、収入のあることが原則となり利用できないからです。
しかし、銀行系カードローンは銀行法に則っているため、総量規制には入らず『配偶者貸付』をおこなうことができます。
利用するためには、配偶者の年収を証明する書類・夫婦間の身分関係を証明する書類などが必要になりますので、夫婦間で相談し手続きをしましょう。
銀行カードローンデメリット
銀行カードローンは消費者金融系のカードローンに比べて金利が安いというメリットを前項では紹介しました。
それでは、逆にデメリットに関してはどういったものがあるのでしょうか。
借りやすいが故に長期化する懸念があるため、計画的な利用を促す金融機関は多くありますが、それ以外にも注意点があります。
順に解説しますので、参考にしてください。
融資スピードが遅い
銀行系のカードローンは、消費者金融系のカードローンに比べて審査スピードが遅いことが挙げられます。
なぜなら、審査の際に『警視庁のデータベースにアクセス』しているため、一定期間が必要となるからです。
金融庁の取り決めができてからは、このように少なくとも1日以上は審査にかかるためスピード感は損なわれてしまっています。
もしも、急にお金が必要になった場合は消費者金融系のカードローンを利用した方が早く融資してもらえる可能性がありますので覚えておきましょう。
審査は厳しめ
銀行カードローンの審査が厳しいと言われる所以は、平成30年1月に業界全体で銀行カードローン審査が厳格化されるという動きがありました。
具体的には前述した『警察庁のデータベースに照会をする』ことの他、収入証明書の提出判断ラインの引き下げなどがあります。
以前は、300万円超の借入からが収入証明書の提出判断ラインだったものが50万円に引き下げられています。
加えて、銀行カードローンは消費者金融系カードローンよりも金利が低いため、逆に銀行側の貸し倒れリスクに備えるため審査は厳しくされているのです。
利用者がもし返済不能に陥れば資金を回収できなくなるため、金利が安く利用しやすい商品の方が審査は厳しくなるということです。
無利息期間がない場合が多い
消費者金融系のカードローンは、無利息期間を設けているサービスも多くありますが、銀行系カードローンの場合は無利息期間がない場合が多くあります。
無利息期間の間に返済してしまえば、実質利息はかからずにお金の借入ができるため、もしこの間に返済できるのであれば消費者金融系で借入した方がお得です。
ただし、初めて借入する方に限定していますのでその点は注意が必要です。
10万円以下の融資は受けられない
銀行系カードローンは、最低借入金額が10万円以上としている銀行がほとんどです。
そのため、1万円だけ足りない!という少額が必要な時には自由度の高い消費者金融系カードローンが良いでしょう。
銀行は金利自体が低く、長期で借入するのに向いている金融商品です。
ただし、借入や返済の自由度は低いため、自分がどのようにカードローンを利用したいかによって、借入先を選択することをお勧めします。
銀行カードローンおすすめの選び方
ここまで、銀行カードローンの特徴について解説してきましたが、ここからはさらに銀行カードローンの選び方について解説します。
おすすめの選び方を知って、さらに自分に合った銀行カードローンを見つけましょう。
メインバンクの口座を活用する
銀行カードローンは、口座を持っていなくても利用できる銀行もありますが、逆に口座を持つことが第一条件としている銀行もあります。
銀行口座を持ち、さらに住宅ローンを同じ銀行から借入していると金利が優遇されるといったサービスもありますので、ぜひチェックしてみましょう。
例えば、みずほ銀行やりそな銀行で住宅ローンの借入をしている方は、銀行カードローンの金利が0.5%引き下げられます。
このように、カードローン以外の金融商品も関係してくることもありますので、自分の普段の利用しているサービスも確認しておくことが大事です。
銀行カードローンの利便性を比較してみる
同じ銀行カードローンでも、サービスの違いが細かにあります。
例えば、金利の低さの他に、手数料の有無や、生命保険が付帯しているカードローンなど各社様々なサービスを展開しています。
最近では、ポイントがつく銀行も増えているため、自分のよく使うポイントに交換できるかなどもチェックしてみるのがおすすめです。
即日融資を受けたい場合は銀行傘下のカードローン
審査が長めの銀行カードローンですが、銀行傘下の消費者金融系カードローンであれば金利も低めで即日融資が受けられます。
例えば、SMBCモビットは三井住友銀行が母体のため、金利も安く即日融資も可能です。
このように、銀行のサービスはそのままに、消費者金融系のスピード感を持った金融機関もありますので調べてみましょう。
審査にどのくらい時間がかかるか
結論から申し上げると、審査時間は早い人で2日ほど、遅い人では1週間から10日もかかる場合があります。
ローンの借入を複数社から利用している場合は、1社ずつ調査しなければならないため。それだけ調査に時間がかかります。
もし、審査を早くしたいのであれば借入先はまとめておくと審査も早く終わります。
複数社から借入していて返済に困っている場合は、1社にまとめた方が金利は安く済む場合もありますので『おまとめローン』を検討してみるのも良いのではないでしょうか。
銀行カードローンに関するQ&A
銀行カードローンをこれから利用する方によくある質問をまとめましたので、参考にしてください。
銀行カードローンの審査基準は?
銀行カードローンの審査は、消費者金融系カードローンに比べて厳しいといえます。
それは、消費者金融系カードローンに比べて金利が安いためです。
金利が安い分多く借り過ぎてしまい、その結果返済できなくなれば貸したお金が返ってこない可能性が高くなります。
貸し手側は、貸し倒れとなるリスクを排除するため、きちんと返済できるかを見極める必要があるのです。
銀行カードローンと消費者金融系カードローンとの違いは?
銀行系カードローンは、審査スピードが遅いという特徴があります。
しかし、金利が安いという最大の魅力がありますので、長期借入に向いています。
一方、消費者金融系カードローンは審査スピードが早く貸出・返済の自由度が高いという特徴があります。
しかし、金利が高いため短期借入に向いています。
それぞれ特徴が異なりますので、自分の利用方法にあったカードローンを選びましょう。
口座開設不要の銀行カードローンはありますか?
口座開設不要の銀行カードローンをまとめましたので、参考にしてください。
楽天銀行スーパーローン
イオン銀行カードローン
三菱UFJ銀行カードローン
代表的なものでこれらのカードローンがありますので、わざわざ口座を開設したくないという方は参考にしてみてください。
銀行カードローンおすすめのまとめ
銀行カードローンは、低金利で利用しやすいカードローンです。
銀行が直接貸し出ししているということもあり、安心感のあるカードローンといえます。
一方で、審査スピードは遅く、審査自体も難しいというデメリットがあります。
もしも、至急でお金が必要という場合は消費者金融系カードローンですと最短即日で融資してもらえることも多いため検討してみましょう。
カードローンと一口に言っても様々な特徴がありますので、自分に合ったカードローンを契約するようにしましょう。
返済計画をきちんと立て、借り過ぎないようにコントロールすることが重要です。