学資保険は子供の学費を貯めるために加入する保険で、子供の将来を考えた時に高校や大学といった教育を受ける際に多くのお金を要するため、教育に必要な一定額の貯金をしてくれるものです。
学資保険を選ぶ時に多くの種類があってどこをポイントにしたらいいのかわからないですよね。
今回はおすすめの学資保険5選と学資保険を利用するメリットやデメリット、加えて、学資保険を選ぶポイントを紹介し、学資保険を選ぶ基準について見ていきましょう。
- 学資保険を利用することで教育資金を計画的に貯金できる!
- 学資保険は、ベイビーの誕生前から始めることができ、毎月無理なく積立が可能!
- 投資の知識がなくても、学資保険でコツコツお金を増やすことができる!
- 控除の対象となり税金の負担が安くなるから、税金を節約する意味でも利用する人が多い!
- 学資保険は、満期になるまで引き出しができない!途中解約すると、マイナスになることも…。
おすすめの学資保険5選
学資保険を調べると多くの学資保険が出てくるので、どれを選べばいいのかわからないですよね。
たくさんの種類の中から特におすすめの学資保険として5つを選びました。
・フコク生命「みらいのつばさ」
・ソニー生命「学資保険スクエア」
・明治安田生命「つみたて学資」
・JA共済「こども共済」
・日本生命「ニッセイ学資保険」
今回はフコク生命、ソニー生命、明治安田生命、JA共済、日本生命のそれぞれ学資保険を紹介して、実際にどんな学資保険があるのか紹介していきます。
フコク生命「みらいのつばさ」
・子供の成長に合わせて受け取れるS型
・大学入学資金に重点を置いたJ型
・2人目から保険料の割引
フコク生命「みらいのつばさ」は、2つのコースに分かれていて子供の成長に合わせて受け取れるS(ステップ)型、大学入学資金に重点を置いたJ(ジャンプ)型があります。
S型は学校の入学や節目には多くのお金がかかり、その度に貯金をするのをサポートしてくれます。
J型は大学入学時に100万円を受け取ることができる大学入学をする時にかかるお金を補填することができる保険になっています。
両方の型とも10万円弱のお金が増える保険となっていて、将来の資金を確保できます。
加入は出産予定日の140日前から満7歳までで加入することができ、月々支払いして将来の教育のお金に生かすことができます。
受け取りのタイミング
フコク生命「みらいのつばさ」のS(ステップ)型は幼稚園入学と小学校入学時にそれぞれ5万円、中学入学と高校入学にそれぞれ10万円、大学入学時に70万円、成人祝いに10万円、保険満期に100万円を受け取ることができる保険です。
保険料の戻り率は104%となっています。
J(ジャンプ)型は大学入学時に100万円を受け取ることができ、保険が万期終了となる22歳の時に100万円が受け取れるようになっていて、大学入学時の保険受け取りは17歳7ヶ月直後の11月1日に受け取れるので、大学入学金当てることが可能です。
保険料の戻り率は105%となっています。
みらいのつばさの口コミ
20代女性
ジャンプ型で17歳で払い込み完了予定です。コツコツ払っていて、負担もないので今のところ不満はありません。みらいのつばさは、お友達からおすすめしてもらいました。
40代男性
私が歳をとってから生まれた子供なので、将来のために積み立てをしようと始めました。この保険だと、兄弟割引とかがあり二人目がお得になるので、選びました。11歳で払い込みが終わるので、今後安心できそうです。今支払いを頑張るつもりです。
ソニー生命「学資保険スクエア」
・学資保険の受取資金総額と保険支払い金額を決めることができる
・受け取り時期を決められる
・返金率を決めることができる
学資保険スクエアは、必要とする金額、保険支払い金額、受け取り時期、返金率を自分で設定することができ、お子様の教育プランに沿った学資保険を受取りが可能です。
学資保険の受け取り総額は、人気順に200万円、300万円、100万円となっていて学費がかかると想定して300万円を選択することや、大学は国公立ですませたいというかたには、100万円などさまざまな教育プラン適応!
また受け取り時期も自由に設定することができ、小学校や高校、大学といった節目で受け取ることやもらえる年数を分けるといったことができます。
受け取りのタイミング
ソニー生命「学資保険スクエア」の受け取りタイミングは、自分で決めることができ大学入学時期、高校入学時期といった節目のタイミングで受け取る設定が可能。
受け取りタイミングは大学入学時、高校入学時、小学校入学時の順番で人気です。
受け取るタイミングも自分で細かく設定でき、200万円設定で18歳から22歳まで毎年40万円ずつ5年間に亘りもらえる設定など学費でお金が必要となる時にもらうことができるので、自分の教育プランをしっかりと考えて受け取るタイミングを設定するといいでしょう。
ソニー生命「学資保険スクエア」の口コミ
30代男性
10年間でまずは200万円を子供のために貯めようと妻と決め、こちらの商品を選びました。返戻率もいいですし、評判も良かったので選んで良かったとは思います。しまじろうがPRしていて、ソニーなので安心できます。
40代女性
スクエアを選んだ理由は、サポートが充実しているから。オンラインでも、対面でもじっくりこれからについて相談できるので安心できました。まずは、加入を考えている方は、相談してみてください!
明治安田生命「つみたて学資」
・受け取り率は最大109%
・成長に合わせて支払いプラン設定ができる
・支払いは15歳までに終了する
明治安田生命のつみたて学資は、受け取り率がプランによりますが最大109%まで設定することができ、300万円のプランで保険加入時に全ての保険料金の支払いをすれば、109%の利率になり200万円の15歳までに保険を振り込むプランですと102.9%の保険料を受け取りが可能です。
保険適用期間は15歳までに支払いを完了し、21歳で満期になるように設定されていて、3歳までに保険を加入されるとお子様が10歳で大学までの学資保険の支払いが終わります。
お子様が15歳までに、必ず保険の支払いが完了する設定になっているので、早く支払いが終わるメリットもあります。
受け取りのタイミング
受け取りタイミングは18歳から20歳までと保険が満期になる21歳の4年間に分割して保険を受け取ることができ、大学でかかる教育費用に備える保険になっています。
大学に入学して卒業するまでに必要な学費に当てることができる保険制度になっています。
またお子様が万が一にでも、死亡された時はすでに支払事由が発生した教育資金の合計額とお子さまが死亡した日の積立金相当額の金額の大きい方で支払いされるシステムになっています。
明治安田生命「つみたて学資」の口コミ
20代男性
私たちはまだ若くて、将来に不安があるので月々5,000円から始められるこちらを選びました。無理なく積み立てられています。私に何かあった場合は、払い込みも免除されるとのことなので、安心です。
30代男性
明治安田生命を選んだ理由は、一括払い込みだと109%なのが魅力だと思ったからですね。もともと結婚前から貯蓄があって、将来の子供のために貯めていたのでいっそこれから使ってしまうリスクを考えたら、学資保険に一括で入れて将来多少増えて戻ってきたらいいなと思って始めました。すでに貯蓄がある人は、加入時に一括で払うのもおすすめですよ。
JA共済「こども共済」
・0歳から12歳まで加入することができる
・進学時に合わせてプラン変更が可能
・保険契約者が75歳まで契約できる
JA共済のこども共済は、0歳から12歳まで保険に加入することができ、保険加入者も子供だけでなく孫まで対応するように75歳まで加入することが可能です。
進学プランに合わせて、保険料を受け取れ中学、高校、大学といつ保険を受け取りたいのかで月々の保険支払い料が変わります。
詳しく保険支払い料を知りたいのであれば、JA共済のこども共済のページには保険料のシミュレーションをたった10秒でできるシステムがあるので、気になった方は一度自分が設定したいプランに合わせて設定してみてはいかがでしょうか。
受け取りのタイミング
JA共済「こども共済」受け取りタイミングは中学プラン、高校プラン、大学プランと3つのプランにより受け取れる時期が変わります。
教育プランを立ててどの受取りタイミングをしたいかにより変わりますが、給付率は102%から105%とバラバラなので、自分のプランがどれくらいなのか一度調べることをおすすめします。
JA共済「こども共済」の口コミ
50代男性
子ども共済だと、75歳まで加入ができるんです。私が44歳のときに息子が生まれて、他の学資保険だと年齢制限で加入を断られることもありました。自分でも貯蓄を行なっていますが、念のため気軽に入れる共済に入りました。
20代女性
こども共済は、若いカップルに人気ですよ!お金がなくてあまり月々払えない人でも、少額から始められるのでとてもいいですね。
日本生命「ニッセイ学資保険」
・負担の重い大学に合わせたプラン設定
・支払った保険料より大きな教育資金を受け取れる
・育児ほっとラインがある
負担の大きい大学入試に重点を置いて保険を受け取ることができるのが日本生命ニッセイ学資保険です。
学費は国公立でも私立でも大学が一番かかり、負担の重たい大学の学費に合わせたプラン設定を中心にした保険です。
保険料も支払った量よりも大きな資金を受け取ることができ、こども祝金があるかないかで変わりますが支払った以上の保険料をもらうことができます。
また0歳から6歳までは育児ほっとラインという小さなお子様を育てている時のトラブル解決などに助けてくれる相談サービスがあります。
真夜中の発熱やアレルギーなど育児の時に困った際は24時間365日相談OK!
受け取りのタイミング
日本生命「ニッセイ学資保険」の受け取りタイミングは大学入学から卒業までの大学の学費に照準を合わせた300万円のプランだと、18歳の時に100万円、19歳から保険満期となる22歳までに50万円を毎年受け取ることができるプランがあり、このプランはこども祝金なし型です。
こども祝金ありプランだと、こども祝金なしプランと同様大学のお金を受け取ることができるとともに、小学校、中学校、高校の入学時にそれぞれ20万円を受け取ることができるプランがあります。
日本生命「ニッセイ学資保険」の口コミ
20代男性
日本生命の保険に入っていて、その流れで学資保険も同じ会社でお願いしました。将来、大学とかかなりお金が必要になると思うのでそのときにまとめて100万円、50万円と毎年もらえるのはとてもありがたいですね。
30代男性
ニッセイ学資保険だと、24時間相談無料で手厚いサービスがとても魅力ですね。ここで、加入していると間違いはないかなと思います。
学資保険に加入するメリット
学資保険に加入するかどうかは先のお金を貯蓄することなので、本当に加入するのか悩みますよね。
学資保険は先々のために貯金するお金なので、銀行口座に貯金しておいても問題ないです。
ここでは、学資保険に加入すると、どのようなメリットがあるのか詳しく紹介し、学資保険に加入するメリットを考えていきましょう。
- 計画的に教育資金を貯金できる
- 控除の対象となり税金の負担が安くなる
- 投資の知識が無くてもお金を増やすことができる
計画的に教育資金を貯金できる
学資保険を行うことで、計画的に教育資金を貯蓄ができる!
銀行口座に貯金しようと決めておいてもなかなか貯金することができず、結果的にたまらないということは誰にでもあり、節目節目にお金が必要ですがいきなり集めることはできないですよね。
学資保険に入るということは計画的に教育資金をもらうことができ、入学時のお金に困ることがなくなります。
学資保険に加入して計画的な教育資金を貯金することで教育資金が安定して確保が出来ます。
控除の対象となり税金の負担が安くなる
学資保険に加入した場合、生命保険控除の対象になり税金の負担が安くなります。
学資保険に加入することで、計画的な教育資金を確保できるだけでなく、生命保険控除により所得税や住民税の金額が少なくなり、税金額が将来のために貯蓄し返還率が100%以上なのに負担が安くなります。
公務員や会社員といった場合、生命保険控除を受けるためには年末調整の際、保険会社から送られくる支払い証明書を提出する必要があり、提出すると税金が控除されます。
投資の知識が無くてもお金を増やすことができる
学資保険は、毎月保険会社に支払い最終的に手元には月々に払った額以上のお金を手にすることができる仕組みになっています。
学資保険は投資の知識がない方でも、簡単に投資ができ、未来の教育のために貯金をしながら教育資金のお金を増やすことができます。
利率は他の投資に比べて少ないですが、満期まで保険に加入していると元手以上のお金を手にすることができるので、安定してお金をコツコツ増やすことが出来るのが学資保険です。
学資保険に加入するデメリット
学資保険に加入する時、デメリットを考えておかなければいけません。
学資保険は将来に備えて貯蓄する貯金ですが、デメリットがありデメリットを知っておかなければいけません。
ここでは、学資保険のデメリットについてご紹介いたします。
- 早期解約すると元本割れをする
- 満期になるまで引き出しができない
早期解約すると元本割れをする
見学資保険に加入する際は契約年数が短ければ短いほど早期解約をした際に、返ってくる学資保険の額は少なくなります。
契約年数が長い保険を選ぶようにしてください。
長い年数の学資保険を選ぶことで早期解約した時にも元本の返金が多く戻ってくる保険が多いです。
満期になるまで保険に加入していると元本割れはなくお金を受け取ることができるので、毎月保険料の支払い早期解約せずに済むように、保険を慎重に選びましょう。
満期まで引き出しができない
多くの学資保険では満期になるまで、引き出すことができません。
もしもお金に困った時や学資保険を何らかの事情によって辞めたいと思った際にも満期になるまでお金を引き出すことができません。
もし学資保険を引き出そうとすると元本割れしてしまうことになってしまいます。
学資保険に加入した時には、満期まで加入すると決めて支払い続けなければならず、満期までお金を引き出すことができないことを理解した上で加入してください。
学資保険の選ぶポイント
学資保険を選ぶ際にどこをみて選んだらいいのかわからないですよね。
学資保険の違いは、次付きの保険料や保険金の受け渡し、返戻率の高さがあり、特徴を知ることで学資保険の選ぶポイントがわかります。
ここでは、学資保険を選ぶポイントを3つ詳しく見ていき、学資保険を選ぶ基準にしてください。
- 月々の保険料や保証内容
- 返戻率の高さ
- 保険金を受け取るタイミング
月々の保険料や保証内容
学資保険はどこを目標にして教育費用を貯蓄するかによって、加入する保険が変わります。
月々の保険料を安く済ませたい場合は大学の学費のみといった特定の学費のみに備えることや、月々の保険料が高くても学費の多くを貯蓄しておきたいという場合は大学だけでなく幼稚園や小学校といった幼少の頃から受け取ることのできる学資保険を選ぶべきです。
保証内容は、幼稚園や小学校から大学進学まで教育費を節目に受け取りたい場合と大学や高校のみでは内容も違います。
どこを目的にして保険に加入するのかしっかり決めて保険に加入すべきです。
返戻率の高さ
返戻率は学資保険により変わりますが、返戻率はおおよそ101%から110%に収まるものが多いです。
返戻率が高くしたいのであれば一括で保険金を納める、もしくは、早い段階から加入すると、返戻率が高くなるなどのメリットもあります。
返戻率の額は200万円の保険金で10万円前後のものが多く、なっています。
返戻率は銀行でいう利子みたいなもので、銀行で100万円預けておいたとしても1年間に200円程度にしかなりません。
学資保険は銀行で貯めておくよりも高い返戻率を誇っています。
保険金を受け取るタイミング
学資保険を受け取れるタイミングは、どこの学費を備えたいかということにより変わります。
保険金は大学までの節目に10万円や20万円を受け取れるものは大学入学時や大学の学費は少し減ります。
備える学費は大学のみにして学資保険に加入する場合、1年ずつ多くの保険金を受け取ることができるので、どこを重点に保険金を受け取りたいかによって変わります。
どのようなプランに加入したいかによって保険内容が変わります。
学資保険に加入した人の実体験
ここでは、実際に学資保険に加入したカップル1組にアンケートを取った内容をご紹介いたします。
どのようなきっかけで、学資保険に加入してどう感じたのか、どこが良かったのかをみていきましょう。
学資保険に加入したきっかけ
30代後半 学資保険加入歴12年
結婚して2年が過ぎた頃に子供ができたことで、学資保険または銀行口座にて毎月貯蓄しようと話していました。
そのとき、自分たちで貯蓄するのも良いとは思いましたが、学資保険にすることで、半ば強制的に積み立てができるので、貯金できるか不安だったため学資保険にしました。
学資保険だと、必ず引き落とされるので特に支払っているという感覚もなかったです。
実際に学資保険に加入した感想
学資保険に加入して、12年程経ちます。
子供は、一人ですがなかなかお金がかかるので、学資保険がなければこれまで貯めれてなかったと思います。
これから、子供が大学に入学するとなったときに引き出せるようにする予定ですが、学資保険があるだけで精神的に安心できます。
「きちんと積み立てているから大丈夫」っていう。
周りの家庭は、子供が奨学金を借りて授業料などを支払うことが多いと思いますが、うちは学資保険で賄えそうなので、子供に多額の奨学金返済をさせなくて済んだなと胸を撫で下ろしています。
学資保険は、毎月の掛け金はほんとに2万円〜から初めて良いと思います。
やって損はないので、お子さんが生まれてすぐ始めることをおすすめします。
加入してみたマイナス点
学資保険に入って、良かったことの方が基本的に多いですがマイナスに感じた事はあります。
例えば、夫婦共働きですが、私の母が倒れて妻が看病をしなくてはいけなくなったことがあって、そのときは仕事を休職していたので収入が少なかったんですよね。
それで、私だけの給料と貯金を使って生活していたんですが、流石に月4万円の積立が苦しい時もありました。
普通の貯金なら、今月は事情があるからストップしようとか出来ますが、学資保険だと出来ません。
そのまま払ってましたが、貯金を切り崩して学資保険を支払うのはどうかなと思っていました。
学資保険なら、解約したくても途中で辞めてしまうと元本割れしてしまうのでマイナスでしかありません。
今後の状況がどうなるかわからず不安定な方は、無理のない金額で始めた方がいいと思います。
おすすめの学資保険まとめ
今回は学資保険とはどのような特徴があり、おすすめの学資保険を紹介してきました。
学資保険は加入していると節目の時にお金を受け取ることができ、計画的に教育資金をためながら増やし、税金の支払いを安く抑えられるんです!
学資保険を利用することのメリットはたくさんあります。
しかし、軽い気持ちで学資保険に加入すると、満期までは引き出せないので注意が必要です。
保険を受け取れるタイミングは各学資保険で違い、自分に合った教育プランの学資保険に加入して、計画的な教育資金を貯めてみてはいかがでしょうか。